BiOcafe BLOG
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2019.04.29
BiOcafeのオーガニックワイン
こんにちは!BiOcafe広報担当です!
新年度の始まりからはや一か月が過ぎようとしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日は渋谷でヘルシーなBiOcafe オーガニックワインをご紹介します。
実は、4月の初旬に北イタリアのヴェローナにて毎年開催される「VINITALY」ワイン見本市に出向き、
こだわりをお持ちのワイナリー各社と商談をして参りました。その中でもBiOcafeで提供しているオーガニックワインについて、今回はお話を致します。
・ロッソ ピチェーノDOPビオロジコ
・マルケ パッセリーナIGP ビオロジコ
これらの生産者、ポデリデイコッリ社のオーガニックワインの作り方を、
エノロジコ(醸造家)に詳しく聞いてきました。とても興味深いお話でしたので、
皆さんにもお伝えしますね。この会社のワインは、ぜ~んぶ有機栽培のブドウから作っています。
他にもいくつかの銘柄がありますが、すべて有機栽培ですので、
畑の管理はさぞかし大変なのだろうと、感心しております。■有機栽培のための細かい作業のお話 その①
葉っぱを害虫から守るために、自然の硫黄と銅の粉末を水に溶かして、機械で噴霧するそうです。この噴霧する水は、葉っぱの外側だけに留まり樹木の中には浸透しません。通常の科学の薬品ですと、樹木にどんどん染み込んでいくそうなのです。
これを聞いた時は、ちょっとゾっとしましたが…皆さんは如何ですか?
ですから、雨が降ると途端に粉末の水は流れ落ちますので、まったく効力が無くなります。ひたすらメンテナンスをする必要があるのです。もちろん、美味しい植物ですから、自然の虫は寄ってきますよね。葉っぱを守るために、多大な手間暇がかかります。
■有機栽培のための細かい作業のお話 その②
次は土の栄養分の肥料についてです。
ブドウの木が植わっている畝に、交互に次の作業をするそうです。
片方の畝には、10月~11月に、もちろん化学の肥料ではなく草食動物のフンの肥料を栄養分としてまきます。
そして、次の列の畝には、11月に空豆の種をまきます。
春になって4月になると、空豆の木が70cm位になります。
すると、その場をすべて粉砕して土に混ぜ合わせ、空豆から窒素を発生させるそうです。ブドウ畑のたくさんの畝に対して、この2列の施しが交互になされていて、次の年にはこれを反対にするそうです。
■有機栽培のための細かい作業のお話 その③
ブドウの実に群がる蛾(tignola)を寄せつけないための施しです。通常はもちろん薬を噴霧します。
なので、どんな蛾でも瞬殺でしょうかしら…ね。ではどうやって、化学の力を借りずに蛾が実の中に卵を産まないようにさせるのかですが…
お話をお聞きしていて、プッと吹き出しました。畑の畝に沿って針金がはられています。その5m~6mごとに輪っかにした紐をぶら下げます。
この紐には、蛾がクラクラするホルモンが染み込ませています。
蛾がブドウの実に到達する前に、クラクラして、錯覚して、
ブドウの実には近づけず、実の中に卵が産めないそうです。なあるほど~と、深く感心いたしました。
このようにして、美味しくて身体に良い信頼できるワインが作り出されているのです。
新年度のスタート、「平成」の終わり、そして新時代「令和」の幕開けと、なにかと忙しい時期でしたね。
そうした疲れを癒しにBiOcafeに是非、足を運んで下さいませ。
ワインづくりをされている方々のコツコツとしたご苦労と、ブドウ畑で広がる物語を想像し、
一杯、もう一杯と、ワインをお召し上がりになりながら新時代を迎えるのはいかがでしょうか。
お待ちしております。
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